風邪と漢方

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今回は風邪と漢方薬についてお話します。
風邪と言っても鼻風邪からインフルエンザまでいろいろな種類があります。
通常風邪と言えば咳、鼻水、発熱が主たる症状です。

症状のもつ意味

鼻水、咳、発熱は体内に侵入した細菌或いはウイルスを体外に排除しようとする
生体の防御機構に他なりません。鼻水によりウイルスの更なる侵入を防ぎ
咳によって体外に吹き飛ばそうとし発熱することにより熱に弱いウイルスを
弱体化しようとします。素晴らしいチームワークではありませんか!
見習いたいものです。従って闇雲に症状を抑えつけるのは考えものです。
かと言って放置するのもよくありません。
免疫力を温存しながら深い谷を浅くし高い山を低くするような薬が理想的と
言えます。
漢方薬はそのような薬のひとつです。

風邪の漢方薬による治療

当院では五虎湯(錠)を主体として処方しています。
五虎湯は五つの生薬よりなり咳、鼻水、喉痛など風邪の諸症状に有効で
漢方の総合感冒薬と言えます。
症状の強弱により桂枝湯、桔梗石膏、半夏厚朴湯、麦門冬湯などの漢方薬を
加えます。

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