2020年1月よりコロナが我が国に侵入してから3年余りが経過し
漸く5月より2類から5類に変更されます。
この経過の中で二つの特異性が浮かび上がってきます。
第一点は診断方法にPCRと言う遺伝子検査を用いた事です。
PCRは我々医師にとっても非常に馴染みの薄い検査方法であり
開業医レベルでは使う事がなく大学病院など特殊な環境でのみ使う検査です。
それが今回はインフルエンザのような流行性の感染症に用いられました。
PCRを発明しノーベル化学賞を受賞したキャリーマリスは生前に
感染症の診断に用いてはならないと言っていました。
今回はそれに従わなかった形となり結果的に大混乱を引き起こしました。
僅かなウイルスでも大増幅するため病原性は不明であり実際の感染者は
かなり水増しされたものとなっています。
おまけに死亡原因に係わらずPCR陽性者はコロナ死とするため
これもまた不正確と言わざるを得ません。
冬場など風邪の流行期には100人に1人ぐらいは風邪引きの人はおり
夏場の閑散期には1000人に1人ぐらいでしょうか。
そうすると風邪の人は1年を通して大体10万人から100万人の範囲で
毎日変動している事になります。
コロナ感染者はこの範囲で推移しておりパンデミックとは程遠い
と言う事になります。
第二点は遺伝子ワクチンの導入です。
ワクチンはそもそも健康人が対象となるため無害な物を体内に注入し
免疫を獲得すると言う原理原則があります。
今回のワクチンは人工的遺伝子を体に入れスパイク蛋白を
細胞に作らせる仕組みになっています。
従来のワクチンとは機序的に全く別物なのです。
人間の体をスパイク蛋白の製造工場化しているのです。
スパイク蛋白は毒性が強く血栓、心筋炎、神経障害を引き起こす事が
報告されています。
従ってこのワクチンは原理原則から逸脱しているのです。
最初は得体が知れず恐怖感に煽られ接種したことは仕方ない面もありますが
夥しい後遺症が報告されているのが現実でありデマでもなんでもありません。
今は立ち止まり中止する道徳的勇気が必要と思います。
今回の二つの特異性のキーワードは遺伝子です。
それが余りにも唐突に現実の物となりました。
PCRは流行性の感染症には不向きでありミスマッチでした。
コロナワクチンは革新的技術ですが安全性が担保されていません。
今回の未曾有の感染症は日本社会の様々な弱点を露見させました。
感染症対策を主導した厚労省のデタラメさ、恐怖を煽りまっくたマスコミ、
医療の脆弱性、主観がなく同調圧力に弱い国民性などが判明しました。
戦後78年たち記憶は風化されてきましたが民族のDNAは間違いなく
引き継がれています。
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