6月24日現在新型コロナウイルス肺炎(コロナ)は収束しつつあり
今後は第二派に備えることになります。
今までに解ってきたことは無症状者が3割ほどあり8割方が軽症であるということです。
そして致死率は大体6%ぐらいです。
この数字は明らかにインフルエンザより重篤です。
治療法はいまのところ確立したものはなくあくまで対症療法が主体です。
よくコロナに効く漢方はありますかと聞かれます。
処方したことがない(おそらく診察したことがない)ので
何とも言えませんが処方は可能です。
漢方的には風邪或いはインフルエンザに対する処方と同じです。
高熱に対しては麻黄湯及び桔梗石膏(五虎湯でも良い)を投与し
このウイルスの特徴である早期の肺炎の合併にたいして抗炎症作用のある
小柴胡湯あるいは柴朴湯を合方します。
従って病初期より麻黄湯合桔梗石膏(あるいは五虎湯)合柴朴湯を投与する
ことになります。
乾性咳嗽がひどければ五虎湯合麦門冬湯が良いと思います。
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