漢方には問診以外に舌診、腹診、脈診の診察方法があります。
問診が非常に重要で8割方これで2,3の薬に絞り込むことができます。
西洋医学も同様で咳、鼻水の症状で来院された人を脳の病気と診断することはなく
漢方も同じことです。後の2割を診察して最終的に判断するわけですが、私は舌診を特に
重要視しています。
脈診はその場の雰囲気に影響されやすく緊張しやすい人は血圧、脈拍とも上昇し不正確
となってしまいます。
腹診は日本漢方がことの他重要視していますが、その割に意味不明の所見が多く
医学的にも根拠が薄弱です。
舌診ですが舌は胃、食道に連なる臓器の一部で内臓の状態を反映していると
考えられます。
問診して診断する訳ですが舌診の所見とかなり相関しており重要な診察方法と考えています。
西洋医学ではエコー、CT、MRIが汎用検査ですが舌診はCTに当たると考えており
CTで診断できればエコー、MRIは撮る必要がありません。
いずれにしても問診が一番重要であり舌診、腹診、脈診いずれも参考程度にしかなりません。
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