四物湯

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四物湯(しもつとう)と言う血虚のときに使う漢方薬があります。

血虚というのは平たく言えば血のめぐりが悪く身体のすみずみまで

血液が届いてない状態です。

貧血と似ていますが血液検査では異常ありません。

どういう症状かというと手足が冷える、皮膚が乾燥する、目が疲れる、抜け毛がひどい、

疲れやすい、身体がだるい、と言った症状がでます。

四物湯は当帰、川きゅう、芍薬、地黄の四種類から成っており

比較的シンプルな構成です。

当帰、川きゅう、芍薬により血管を拡張し血液の循環を良くし

地黄の強心作用により、より末梢まで血液を巡らすという

効果が加わり絶妙の配合となっています。

あらためて先人の能力の高さに驚かされます。

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