気血水(きけつすい)とは漢方の重要な診断方法です。
気は気力とか気の流れであり、血は血液の流れであり、
水はリンパなどの血管外の水分を表します。
気血水を診断しそれに合った漢方薬を処方します。
気の不足があれば気虚であり、血液の停滞があればお血であり、
不足は血虚となります。足や手のむくみは水滞といいます。
西洋医学と違うところはいずれも数値化、画像化できないところです。
気の流れは目に見えません。お血、血虚と言っても臨床上の概念であり
見ることはできません。体表のむくみは目に見えますが体内のむくみは
見ることができません。
このように気血水は想像上の産物ですが漢方の根幹をなす概念でもあり、
見えない世界(病態)を診断し治療するのが漢方なのです。
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