漢方ではよく虚実ということを言います。
要するにその人の体質のことです。
虚(証)は虚弱体質、実(証)は体力がある、ということになります。
その区別はどうするかというとほぼその人の体格で判断します。
痩せていれば虚証、体格が良ければ実証ということになります。
漢方には虚証のひとには虚証用の薬を、実証の人には実証用の薬を処方するという原則があります。
それを間違えると副作用が出やすいという理由です。
結果的に虚証の人には虚証用の薬を処方することが多く実証の人には実証用の薬を処方することが多いのですが、原則論ではないと考えています。
原則論に縛られると非常に窮屈なことになり処方の幅をせばめ多様な病態に対応できません。
漢方は伝統医学ですがそれに捉われない新たなるアプローチが必要と考えています。
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