肩こり、腰痛、冷え性などで来院される人は多いのですが
原因は何ですかと聞かれてそれは「血のめぐりが悪い」というと
大体なっとくして帰られます。
大変便利のいい言葉ですが漢方的には血虚とお血があるという
ことになります。
血虚とは血が薄い貧血ののイメージであり、お血とは血液の停滞のイメージです。
何故イメージかというと目に見えない、数値化できない想像上の概念だからです。
しかしながら漢方では非常に重要な概念です。
何故ならば血虚やお血を改善する薬を処方するとその症状が
改善するからです。
亡くなられた漢方の大家である山本巌先生はお血とは広い概念であり
駆お血剤を投与して改善すればそれがお血であるという
何とも漠然とした定義をされていますが、それだけ多くの病気に
関与しているということです。
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