良薬口に苦し

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錠剤は水でゴックンと飲めばしまいですから無味ですが漢方薬は粉で飲みにくく大体がまずいです。

私も以前に坐骨神経痛を患い疎経活血湯を飲みましたが何とも苦くてまずかったのを思い出します。

 

しかしおいしいものもあるのです。

咳の時の麦門冬湯は玄米が含まれており甘くて飲みやすいです。

風邪の初期に使う桂枝湯はシナモンの味がして美味です。

 

まあ大体がまずいと思っていて間違いないでしょう。

最近世の中は美食ブームで甘くておいしいものに溢れています。

苦いものを食べる機会があまりないように思います。

こうなると味覚が鈍麻してしまいます。

 

苦いものを食し味覚を刺激してみては如何ですか。

そのことが味覚を通じて脳を活性化することにつながるのです。

 

私もかつては漢方薬は苦手でしたが今では甘い薬より苦い漢方薬の方が飲みやすくなりました。不思議なものです。

最初はビールは苦くて飲めなかったのがだんだんと美味しくなるのと似た感じです。

脳にとって甘味より苦みの方が相性がいいのかもしれません。

 

毎日漢方薬を飲むことは脳の活性化に役立ち文字通り「良薬口に苦し」となるのです。

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